みんみんのブログ

スローに生きよう

自閉症と睡眠障害

 自閉症の子供は睡眠障害を起こすことは知られていますが、うちのポン助も例外ではありません。特にこの3月に入ってからは、2日に一晩は夜はなかなか寝なくなり、脳が興奮状態にあるようでした。

 これまでもこのような事はよくあったのですが、対応法としては、

・昼間、しっかり歩行などして体を動かして疲れさす。

・刺激となるテレビは一切つけない。

・お風呂にゆっくりつかり、リラックスしてもらう

・ベッドタイムルーチーン。いつも同じ時間にベッドに入ります。その前に絵本を読む、優しくマッサージするなどの儀式を行う。(もう寝る時間なんだなと認識してもらう)

・薬に頼る。ドクターから処方される入眠剤は2、3日は効くのですが、ひどい便秘になるという副作用もあり、効果も長続きしないことから、通常の安定剤を追加する。

・環境を変えて、集団のショートスティに預ける。親にとってはレスパイト・ケアになり良い。周りが寝ると、つられて寝るという感応現象を利用できますし、パターンを変えることができる。

・通常は部屋を暗くしないと寝にくいのが、普通の人ですが、ポン助の場合、部屋の電気を消すと、飛び起きるので、難しい。

 

 家族にとっては、子供が夜中ずっと起きていて寝ないということは、非常に辛い。ポン助の場合、今回は一人で起きているのではなく、こだわりに終始し、親を巻き込むことから、うたた寝も許されません。人は脳が休まらないので追い詰められます。昼間に疲れを引きずり、それがイライラにつながり、マイナス思考になります。ただでさえ大変な子育てがますます辛くなり、家族の生活の質が下がります。

 ポン助の今回の睡眠障害の原因はわかりませんが、おそらく季節の変わりめ、花粉症、セロトニンのバランスが崩れたのか?色々あるのだと思いますが、とある学舎にショートスティさせてから、切り替えができ、寝ることができるようになりました。

 子供のために自分を犠牲にして頑張ってしまうのが親というものですが、家族の心身の健康は子育ての土台となるので、人の力を借りることも大事だなと痛感しています。今回はショートスティという形で切り替えができたので、本当にありがたいでした。